海外送金

リフティングチャージの計算方法とは

海外送金は、国際的な資金移動の一環として広く利用されています。しかし、送金手続きにはさまざまな料金がかかることがあり、その中で「リフティングチャージ」は重要な要素の一つです。この記事では、リフティングチャージの計算方法について詳しく説明します。

リフティングチャージとは何か?

リフティングチャージは、送金サービスプロバイダーが送金取引において、通貨換算が不要な海外送金時に適用される手数料の一種です。具体的には、日本から円をそのまま送金し、受取人が円を受け取る場合(円建て送金)、または外貨をそのまま送金し、相手が同じ外貨を受け取る場合(外貨建て送金)に、リフティングチャージが課されます。リフティングチャージが発生する場合としない場合は以下のようなパターンがあげられます。

  1. 円→外貨:日本から円を送金し、海外の受取人は外貨を受け取る。この場合、通貨換算が行われます。そのため、リフティングチャージは発生しません。
  2. 円→円(円建て送金):日本から円を送金し、海外の受取人は円をそのまま受け取る。受取人が円建て口座を持つ必要があり、通貨換算は発生しません。そのため、リフティングチャージが発生します。
  3. 外貨→外貨(外貨建て送金):日本から外貨を送金し、海外の受取人は同一の外貨を受け取る。このケースでは、送金元が外貨口座を持つことが必須です。通貨換算は発生しないため、リフティングチャージが発生します。

参考元:https://www.digima-japan.com/knowhow/world/15503.php

リフティングチャージはどのように計算するのか

上記でリフティングチャージとは何かお伝絵しましたが、特に円から円への送金では、リフティングチャージは「円為替取扱手数料」とも呼ばれます。通常、最低手数料は2,500円で、それを超える場合には送金額の0.05%(1/20%)が適用される場合が多いですが、送金プロバイダーや金融機関によりその割合は異なります。

例えば三井住友銀行を利用し海外送金のやり取りを行いリフティングチャージは発生した場合は、上記で説明したように、最低2,500円、取引額の0.05%がリフティングチャージ代となります。

参考元:https://www.smbc.co.jp/kojin/fee/resources/pdf/fee_gaikoku.pdf

リフティングチャージ計算方法の例

ここでは三井住友銀行で送金をした場合の具体例を見てみましょう。最低2,500円、取引額の0.05%がリフティングチャージ代となります。

【10万円をそのまま海外に送金し、円で受け取る場合】

  • 100,000円 × 0.05% = 50円 < 2,500円
  • その結果、リフティングチャージは2,500円となる

【100万円をそのまま海外に送金し、円で受け取る場合】

  • 1,000,000円 × 0.05% = 500円 < 2,500円
  • その結果、リフティングチャージは2,500円となる

【1000万円をそのまま海外に送金し、円で受け取る場合】

  • 10,000,000円 × 0.05% = 5,000円 > 2,500円
  • その結果、リフティングチャージは5,000円となる

【一方、10万ドルをそのまま海外に送金する場合】

  • 100,000ドル × 0.05% = 50ドル > 2,500円
  • その結果、リフティングチャージは50ドル(約7,500円)となる

このようにリフティングチャージの料金は、送金額により大きく異なります。

リフティングチャージについて理解しお得に海外送金を!

今回こちらの記事では、リフティングチャージの計算方法についてお伝えしました。金融機関や送金プロバイダーにより、リフティングチャージ手数料の割合は異なるため、円から円への送金、外貨から外貨への送金を行う際は、情報収集をしっかり行うことが低コストで送金するためのポイントとなります。公式ウェブサイトなどで、リフティングチャージの料金を説明していることも多いので、必ず確認することがおすすめです。送金額などに応じて、自分の条件に合う送金プロバイダーもしくは金融機関で、お得に送金しましょう。

おすすめの海外送金アプリはこちら

© 2023 Cordual All right reserved.