海外送金

海外送金ガイド メキシコ編

日本からメキシコ、またはメキシコから日本へ送金する際に参考になる情報をまとめました。海外送金は少し複雑なプロセスなので、送金時に知りたい送金の流れ、為替レート、手数料、所要時間などの情報を当記事にまとめましたので、是非参考にしてみてください。

海外送金の基本

すべての銀行が海外送金サービスを提供しているわけではありません。したがって、送金を検討している銀行がこのサービスを提供しているかどうかを事前に確認することが重要です。銀行選びの際には、以下の要素を考慮するとスムーズです。

  • 事前登録の必要性
  • 手数料の額
  • 送金に要する時間
  • TTSレート(海外送金時の為替レート)

銀行によっては、必要な書類や手続きが異なることがあるため、詳細を個別に確認し、比較検討することが望ましいです。

日本からメキシコへの送金について

メキシコへの送金の特徴

メキシコへ送金する際には、受取人側のCLABEという18桁の特有の口座番号が必要です。この番号は、メキシコの中央銀行と現地銀行協会が共同で設立した統一口座番号体系に基づいています。この番号は、現地の銀行コード、都市コード、口座番号、チェックデジットから構成されています。送金前には、事前に受取人からこのCLABE番号を確認しておくことが重要です。

メキシコへの送金が可能な金融機関

メキシコへの送金を扱う日本の主な金融機関には、以下のようなものがあります。

  • ゆうちょ銀行
  • みずほ銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • 三井住友銀行

他にも海外送金専門のオンラインサービスでもメキシコへの送金の取り扱いがある場合があります。

送金方法の選択

日本からメキシコへの送金方法には、主に以下の2つの手段が使われます。

銀行振込

多くの銀行でオンライン、支店、電話を通じて可能です。送金は、お客様の銀行口座から受取人の現地銀行口座へ直接行われます。

オンライン送金

インターネットバンキングや専門の海外送金サービスを利用して、オンラインやスマートフォンから送金ができます。これらのサービスは通常、銀行よりも良い為替レートと低い手数料を提供します。

海外送金サービスを利用した送金の手順

  1. アカウント作成:選んだサービスでアカウントを作成し、必要な情報を入力します。
  2. 本人確認:身分証明書の写真をアップロードして本人確認を行います。
  3. 資金のチャージ:銀行振込やカードで資金をアカウントにチャージします。
  4. 送金:受取人の情報を入力し、為替レートと手数料を確認した後、送金を承認します。

JPY/MXN為替レート

日本円からメキシコペソの為替レートは、日本とメキシコの経済状況、政治の安定、市場の投機などによって変動します。2023年12月6日現在のレートは1日本円で約0.1178メキシコ・ペソです。

このレートは常に変動するので通貨換算ツールなどを活用し、最新の情報を確認しましょう。

参考元:https://www.xe.com/ja/currencyconverter/convert/?Amount=1&From=JPY&To=MXN

送金にかかる手数料

手数料は送金サービス、送金先、送金金額、入金方法、受け取り方法によって変わります。海外送金の際には以下の手数料が発生する場合があります。

  • 送金手数料
  • 為替手数料
  • 中継銀行手数料(コルレス手数料)
  • 受取銀行手数料
  • リフティングチャージ
  • 仲介手数料

各社の送金手数料の比較

手数料は銀行各社で異なります。日本の主要な銀行における送金手数料をいくつか紹介します。

ゆうちょ銀行

窓口とゆうちょダイレクト(オンライン上のサービス)では送金手数料が大幅に異なります。

  • 3000円(ゆうちょダイレクトの場合)

参考元:https://www.jp-bank.japanpost.jp/ryokin/rkn_others.html

楽天銀行

金額に関わらず一律の手数料が設けられています。

  • 一律750円

参考元:https://www.rakuten-bank.co.jp/geo/remittance/service/

三井住友銀行

こちらもオンラインと窓口で手数料の額に差があります。

  • 3500円(SMBCダイレクト利用・海外他行口座宛の場合)

参考元:https://www.smbc.co.jp/kojin/otetsuduki/sonota/kaigai/

Wise

安価な手数料がメリットです。送金手数料は送金金額によって変動します。

  • 160円〜(10,000円送金の場合)

参考元:https://wise.com/jp/send-money/

送金にかかる時間

送金にかかる時間は、使用するサービスや入金方法、受取人の受け取り方法によって異なります。明確な期日を提示していない銀行が多いですが、

  • ゆうちょ銀行:概ね4~7営業日以内(ゆうちょダイレクトの場合は2~4営業日以内)
  • 楽天銀行:1週間から10日ほど
  • 三井住友銀行:概ね1週間
  • Wise:約20分

参考元:

https://faq.jp-bank.japanpost.jp/faq_detail.html?id=2612, https://www.rakuten-bank.co.jp/geo/remittance/service/, https://faq.smbctb.co.jp/faq/show/92?site_domain=smbctbjp, https://wise.com/jp/send-money/

メキシコから日本への送金方法 

メキシコから日本へ送金する場合、知っておきたい情報を紹介します。

送金方法

銀行窓口、オンラインバンキング、または日本で直接引き出す方法などがあります。ここでは、メキシコ在住者や長期滞在の方向けに送金方法についてご紹介します。

銀行窓口を利用した送金

メキシコから日本への送金の一つの方法は、銀行窓口での手続きです。この方法では、銀行窓口で必要な書類を提出し、送金を依頼します。必要な書類には、パスポート、ビザ、日本の受取口座情報が含まれます。手数料を支払うことで、日本円での送金が可能です。ただし、ビザの有効期限が切れている場合は送金できないため、ビザの有効期間内に手続きを行うことが重要です。ビザの更新中でも、銀行の手続きには有効なビザが必要です。

オンラインバンキングを利用した送金

オンラインバンキングを通じて日本へ送金することも可能です。しかし、初めて海外へ送金する場合や、大きな金額を送金する場合、口座が一時的にブロックされることがあるので要注意です。オンラインでの送金は、多くの場合USDで行われます。

日本での現金引き出し

送金がうまくいかない場合、メキシコの口座を閉じずに日本に帰国し、日本でメキシコのカードを使って現金を引き出す方法もあります。この方法では、日本のATMで少額(例えば5万円や10万円)を引き出します。

最適な送金サービスを利用し、お得にメキシコへ送金を

日本・メキシコ間で送金をする際には、手数料、所要時間、利便性などを考慮しながら送金サービスを選ぶと良いでしょう。どの送金サービスが最適かはご自身のニーズに応じて異なります。各要素を比較して、最適な方法を選びましょう。また、メキシコから日本に送金する場合は、これらの要素に加えてビザの有効期限にも注意しましょう。

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