海外送金

海外送金証明書について

海外への送金を行った際に、その証明となる海外送金証明書ですが、どのように発行すれば良いのか、いまいち分かっていないという方も多くいらっしゃると思います。そのような疑問を解決すべく、今回こちらの記事では、海外送金証明書についてお伝えします。

海外送金証明書とは?

送金事実の確認ができる書類のことを表し、海外送金などの資金移動に関連する重要な文書です。この証明書は、送金取引の詳細情報を記載しており、送金の正当性を確認し、送金の受信者に支払われたことを証明する役割を果たします。

海外送金証明書の発行手数料

一般的には無料で発行できることが多いですが、金融機関などにより手数料が発生する場合があります。また、2回目の発行時には手数料が発生することもあるため、送金を行う金融機関や送金サービスプロバイダーに直接確認することをおすすめします。

海外送金証明書に記載されている情報

それぞれの金融機関や送金サービスプロバイダーなどの発行元により、掲載される内容は異なることがあります。以下に一般的に送金証明書に記載されている情報をご説明します。

1. 送金者情報

送金を行った人または組織の詳細情報が含まれます。これには名前、住所、および連絡先情報が含まれます。送金者情報は、送金の発信元を識別し、必要な場合に連絡を取るために重要です。

2. 受取人情報
送金を受け取る人または組織の詳細情報が含まれます。これには名前、住所、および連絡先情報が含まれます。受取人情報は、送金の受信先を特定し、支払いを受ける権利があるという裏付けになります。

3. 送金金額

送金された金額と通貨の種類が明示されます。これにより、送金の金銭的価値が明確になり、誤解や争いを防ぎます。

4. 送金日付

送金が行われた日付が記載されます。送金のタイミングを確認し、必要な場合に時系列の記録を提供します。

5. 送金方法

送金がどのように行われたか、例えば銀行振込、小切手、電信送金などが明記されます。

6. 送金の目的

送金がなされた理由や目的が説明されることがあります。たとえば、学費の支払いやサービスの料金支払いなど。送金の目的が記載されていることで、送金の透明性を高めます。

7. 送金取引のID

送金を識別するための一意の番号やIDが含まれることがあります。この情報は、海外送金をトラッキングし、監査の際に必要な情報源として機能します。

海外送金証明書の発行方法

では、海外送金証明の発行方法を金融機関や送金サービスプロバイダーごとにみていきましょう。

1.ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行では、海外送金証明書というものの発行は受け付けていません。代わりにゆうちょダイレクトを使って送金結果画面を印刷することができます。窓口での証明書発行は行っていないため、ご注意ください。ただし、送金結果画面が証明書として認められない場合もあるため、必ず書類提出先でその旨を確認するようにしましょう。申し込み結果画面と印刷用画面は取引から6か月間のみ表示されますので、期間に留意してください。

画面の印刷方法は、簡単です。会員ページから送金トップメニュー画面で送金詳細を選択したあと、印刷用画面を表示をクリックしてください。そこから印刷を行うことが可能です。

引用元:ゆうちょ銀行 公式ウェブサイト

2.三菱UFJ銀行

三菱UFJダイレクトでの海外送金において、領収書や証明書の発行は行っていませんが、送金金額や換算相場などが記載された外国向けの送金計算書の送付はしています。必要な方は送金後に送付の申し込みを行なってください。

引用元:三菱UFJ銀行

3.Wise

Wiseで海外送金を行った場合、送金が完了すると、証明書をダウンロードできます。受取人のWiseアカウントにも送金が表示されることがありますが、送金証明書の取得権限は送金人にのみ与えられています。送金証明書には、送金の証拠として、送金番号やパートナー銀行の番号などが含まれており、また、特定の通貨を送金した場合、個別の追跡番号も記載されています。

ダウンロード方法は、アプリやウェブサイトから送金の詳細を確認、その後、「PDFを発行する」を選択することでダウンロードすることが可能です。

参考元:Wise

4.SBIレミット

SBIレミットでは、送金明細書を発行していただけます。ウェブサイトにログイン後、送金依頼の明細表示を行い、印刷ページから印刷可能です。


参考元:SBIレミット

5.Curfex

Curfexで送金を行った場合、送金明細書または領収書を発行することが可能です。送金が完了し、受取人の口座に着金した後にダウンロードできます。送金が完了すると、アプリやウェブサイトの会員ページのダッシュボードで送金履歴を確認できます。そこからダウンロードボタンをクリックすると、送金明細書および領収書をダウンロードできます。

参考元:Curfex

6.楽天銀行

楽天銀行の送金は、基本的にオンラインで全て行われます。そのため、証明書の発行も、インターネットを通じて発行することが可能です。アカウントにログイン後、レポートのページから無料で明細証明書や振込受付書を作成することができます。

参考元:楽天銀行

7.セブン銀行

セブン銀行のアプリやウェブサイトから送金した場合は、ログイン後の画面から取引明細書のダウンロードを行うことが可能です。再発行が必要な場合は、手数料として540円が発生するためご注意ください。

参考元:セブン銀行

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海外送金証明書が必要な場合はまず問い合わせを!

今回こちらの記事では、海外送金証明書の概要や、一部の金融機関や送金サービスプロバイダーが証明書を発行しているのか、その実態をお伝えしました。前提として、証明書の発行や明細書の発行を行っていない銀行や会社も少なくはありません。そのため、証明書を必ず提出しなけらばならない場合は、送金証明書の発行を確実に行っている銀行やサービス会社を選択し、またその記載される情報も、確認しておくようにしましょう!

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